雷が落ちたら

大きな工事

直撃雷を受けると誘導雷サージが問題になります

雷が建物などに直接落ちることを直撃雷といいます。この時には瞬間的に数万アンペアから数十万アンペアの電流が流れます。ちなみに、100Vで100Wの機器を動かす時に使う電流は10A(アンペア)です。落雷によって流れる電流が、このようなとてつもないものですから、直撃雷を受けますと、建物ばかりでなく人や建物内の電気機器などが破壊されたり、機器の異常が発生します。 落雷時の電流が大きいことは、電気の性質から多少離れた場所にある主に金属部分が電気的な影響を受けます。これを誘導雷サージといいます。誘導雷サージは、短い時間であっても非常な高電圧がかかるため、電気機器などにとっては致命的になります。 このため、法律によって、ある一定以上(20m)の高さ建物には、避雷設備の設置が必要になります。

避雷設備とは一般には避雷針と呼ばれています

避雷設備のことを避雷針と言っても良いのですが、避雷設備自体は複雑な構造をしています。 避雷設備の簡単な説明をしますと次のようになります。まず、落雷を受ける部分で、受雷部と呼ばれるものがあります。これは、高い建物の屋上などにある尖った針のような部分(突針)と取付台などの総称をいいます。そして、受雷部で受けた雷の電気エネルギーを地面へと逃がす避雷導線があります。避雷導線は地面に埋め込まれた接地極へつながれています。 なお、建物以外の避雷設備では、単独で受雷部だけを設置する独立避雷針があります。もうひとつは、守るべきものの上に電線をはって、この電線を受雷部とする独立架空地線と呼ばれるものもあります。 また、避雷設備には、誘導電サージを防ぐための避雷器などを含めることもあります。